名島店のブログ

失念したタイトル

20年以上前の冬の午後、見るとはなしにつけていたテレビで流れ始めた映画。

 

 

舞台は、遠浅の美しい青い海がどこまでも広がるモルディブかハワイの小島(おそらく・・・。タヒチとかではなかった気がします)

島の人たちは海と共にのんびり生きていて、一日中、風が穏やかにヤシの木を揺らしています。

ある日、そこへ編みかごに乗せられた男の赤ん坊が流れ着いてくるのです。可愛い珍客に、どこから来たのか、誰の子供なのかと島ではちょっとした騒ぎになるのですが、島の長が

「この子は禍々しい星を連れている。必ずこの島に災いを呼ぶだろう。ここに置いてはおけない。」

と、予言した事で島の人たちの赤ん坊を見る目が変わり、さあ、どうしよう・・・災いを呼ぶ赤ん坊ならまた海に流してしまおうか・・・という、重い空気が島を包みます。

でも、そのうちにひとりの老婆が、

「こんな可愛い赤ん坊が災いを呼ぶはずがない。ここにこの子が辿り着いたのは神の思し召し。ここでこの子を見殺しにしたら、我々の神がお許しにならない。」

と、その赤ん坊をしっかり抱いて皆を説得するのです。

島の人たちも赤ん坊を見殺しにしたいわけでなく、災いを呼ぶというのは根拠の無い事、もし何か悪いことが起きたらその時にまた皆で考えればいい。とその老婆の意見を支持します。

 

そして月日は流れ、大切に老婆に育てられ少年になった赤ん坊は、誰よりも泳ぎが達者で、海に潜った時にそこで出会った大きなカメと友達になります。

 

・・・そう、友達になったのですが、わたくし、ここでついウトウトしてしまいました。そして次に少し目が覚めたとき、少年が真っ暗闇を島の人達に追われて逃げているのがぼんやり目に入り

(あぁ・・・あの子追われてるな・・・何があったのかなぁ・・・)

と思ったのですが・・・でもまたうとうと。

ようやく眠気が去って映画に戻った時には、最後の最後のラストシーンで、

 

少年が青い海の中でカメに姿を変え、友達になった大きなカメと仲良く島を去っていくシーン。

老婆は我が子同然の少年とさよならの言葉すら交わすこともできず、でもいつか来るこの日を予感していたように少年が去って行った海をみつめ、黄昏の風に吹かれながら楽園のような小島の砂浜でいつまでも立ち尽くす・・・

 

というところで終わったのですが、舞台になったモルディブかハワイ(おそらく・・・)と音楽の美しさ、それがお伽噺のようなストーリーとかみあってとても印象に残り、途中でウトウトしてしまった事もあってもう一度みてみたいのですが、いかんせんタイトルがわからないのです。

 

「カメになった少年」

 

と、当時はおぼえていたのですが、ネットで検索してもヒットしません。

かなりベタなタイトルなので、私の記憶違いで別のタイトルの可能性もありですが、外国映画の邦題は悲しいほどに壊滅的センスでつけられるので、こんなタイトルでもありえないこともないかな・・・と思っています。

 

そして、有名な俳優はほとんど出演してなかったのですが、流れ着いた赤ん坊を大切に育てたその老婆を演じたのは、当時、ナショナルかパナソニックのCMに出演していた歌手の方で、CMでもムームーを着て映画と同じ真っ青な海をバックに素晴らしい声で歌っておられ、女性に失礼かと思いますが、その声量にふさわしく肥満した縦横共に大きな方でした。

 

かなりマイナーな低予算映画でハリウッド映画ではないと思われますし、DVDも販売されていない様なので余程の事がないと、もう目にする事もないのではと半ば諦めていますが、一方である日、ある時、ひょこり深夜の時間帯で・・・などと淡い期待も抱いています。

残された時間の中(まだ結構残っています)のどこかでもう一度出会えたら、ほんとうに嬉しいのですが・・・

期待しすぎず、その日を楽しみに、今しばらく再会の時を待つ事にしましょう。

 

 

 

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